■機能紹介
車両管理、オーダー連合配送、運送経路計画、運送時間計画、荷物積付シミュレーション、CO2排出量計算、配送コスト計算等です。
1.計画段階と実行段階の特徴によりそれぞれの処理方法を提案
①容積計算 ②3次元計算
基本的に計画段階は大規模のデータを用いて処理しますが、具体的な車両への荷物の配置結果が不要な場合は、計算のスピードが速い容積計算でも十分効果的です。一方で、経路や貨物の種類、到着時間等を具体的に求めたい場合、3次元計算すると正しい結果が得られます。
2.輸送距離,車両数,容積率との三つの要素を考慮しながら,最小の総合コストを求めることが可能
輸配送最適化とは最短距離だけでなく、最少車両数,最大容積率の蜜の要素を考慮しなければ、最少の総合コスト=最適化を求めることは出来ません。例えば,高速道路を利用すると距離は短いですが、輸送コストが高くなります。一方,全ての荷物を中継点に集めますと、距離は短いですが、中継点での保管費や、人件費、輸配送費などのコストが高くなります。更に、大型車両を使用すると車両数は少ないですが、容積率が低く、総合コストが高くなります。また、小型車両を多く使用しますと、車両数が増加し、総合コストが高くなります。従って、三つの要素を考慮し、最少の総合コストを求める必要があります。
3.複数輸送手段の自動選択
各拠点間の輸送手段として,a)トラック b)鉄道 c)船舶 d)航空機 を設定することができ、計画策定段階で最適な手段を選択します。
4.物流拠点の役割設定
工場、在庫拠点(DC)、TC、マージセンター、顧客拠点等の役割設定が可能で、これらの機能を最適に利用することで配車効率を高めます。
5.各種制約条件の取り扱い
下記の制約条件を設定することが可能です。これらの制約条件は計画策定時に考慮されます。
物流拠点:軒先条件,出発可能時間,到着可能時間
輸送手段:最大積載量(重量,容積),最大稼働時間,稼動開始可能時間
出 荷:配送順
品 目:荷積み制限(順番,段数,回転)
6.現場でのリアルタイムな状況を考慮し,一括計算と部分再計算機能を提供
計算速度の速い一括計算で基本計画の作成を行いますが、オーダーの追加やキャンセル及び予想できない状況の変更により、一部の計画見直を必要とするケースがあります。この場合は、入力情報や制約条件等の部分的な訂正後の再計算による最適な計画の即時提供を可能にしました。
7.加速度的な計算アルゴリズム
⇒現時点研究のみにしていますが、お客さんの要求で追加することも可能です.
計算時間を制限された場合でも、その中で最適な解を得るために、最小の総合コストを求める上でボトルネックになっている制約条件を3段階評価し、一番大きな制約になっている要素から計算をする TZBM(Three-zone Buffer Management)の考え方を計算アルゴリズムに採用しています。
■システム特徴
1. 積付機能搭載の3D-DPMS
次元積付機能により、確実に車両数が分かります。緊急求車や、車両余ることが発生しません。
2. WMS/APOと連動できるDPMS
上位ERPシステムの需要予測データ及び受注データを輸送手段に対して適切に自動割付を行います。

3. 地図情報搭載したDPMS

4. アルゴリズムエンジン特徴
→車両の容積計算だけでなく、計算スピードの高い効率な3D積付エンジンを搭載しました。その結果確実な車両数を計算できます。
→直送パターン、追い積直送パターン、複数発拠点と複数着拠点パターン、卸しと追い積を考慮したパターンなどを対応できます。
→複数の最適化アルゴリズムを内蔵し、データの属性より最適なアルゴリズムを選択する機能を持っています。
→人工知能の技術を持ち、手修正やモディファイ機能を持っています。
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